2017.06.19 Monday
通称、煉瓦橋。正式名称は「横河原線・第26号溝橋」というようです。すぐ近くにある石手川橋梁と合わせて選奨土木遺産に選定されています。明治25年ごろに建設されています。
半円より少し小さなアーチになっていて、スプリンキングの部分は石材で斜めになっています。
橋の幅が狭いのでよく車がぶつかるらしく、かなり傷んでいます(^^;)
垂直壁の部分はイギリス積み。石手川橋梁もイギリス積みでした。
曲面は長手積み、アーチを正面から見れば小口積みですね。
面白いのが、アーチの上の笠石より上部が段々になっているところ。
壁面が捩じってあるんです。
アーチの向きと、線路の向きがずれているので、捩じったみたいなのですが....
そもそも、線路と道路は直行しているわけでは無く....
道路を曲げてあるわけなので、だったら最初から線路の向きにピッタリ合わせてアーチ橋を作って、道路をもう少し曲げれば良かったんじゃないかと思ってしまいます(^^;)
ところでこの橋、どうみても道路の建築限界を満たしていないんですが、高さ制限の看板とか何も無いんです。地元の人しか通らないんでしょうねぇ(^^)
橋の両側には、自然石の谷積みの擁壁がありますが、コンクリート擁壁が追加された部分もあって、つまりこれは法面の勾配を緩くする追加工事の跡でしょうか?
建設から100年以上経っていますが、まだまだ現役で頑張って欲しいです。
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Category:愛媛県