2017.07.14 Friday

千年希望の丘から見えた白く長く続く防潮堤の近くに行って見ました。長い防潮堤の、どこなら近づきやすいのか分からなかったので、仙台市荒浜地区にある「東日本大震災慰霊の塔」を目指して行って見ました。
背景に見えているのが防潮堤です。人が立っているのも見えます。

手前の草地に枯れ木があるのは、松林が津波で流された跡なのだと思います。

近づいてみると、予想通り長い!

長い!!

当たり前ですが、登ると海が見えます。

何処までも続きます。
荒浜の防潮堤(宮城県仙台市) - Spherical Image - RICOH THETAパノラマもどうぞご覧ください。

下の方は黒いので、震災前からあった防潮堤を嵩上げしたのだと思います。

海側には無かった出っ張りが、陸側には付いています。間隔は69歩だったので、約40mピッチぐらいだと思います。

この出っ張り、伸縮目地のところに設けられているのですが、何か機能があるのかどうか、よく分かりません。

長すぎる構造物を分節化するために、デザインとして設けられたのかもしれませんが、やっぱり長いです。

少し南側に歩いていくと、ブロックの形が変わります。今度は海側にも出っ張りがあります。

こちらの間隔は27歩だったので15m程度

陸地側には、木製の柵に囲まれた松の植林の、広大なスペースが広がっています。写真を良〜く見ると、遠くに小さくトラックが2台写っていますが....

ズームアップしてみると、けっこう大きなトラック。広いんですねぇ。

防潮堤は時々折れ曲がっていますが、とにかく真っ直ぐに長いです。緩やかにカーブしてくれれば、全然違って見えると思うんですが....

また、これだけ幅の広い松林を作るんだったら、松林の間に防潮堤を作れば、陸から見ても海から見ても目立たない防潮堤が作れたのではないかと思ってしまいます。

ところで、砂浜の防潮堤の階段やスロープは、堆砂との戦いですね。入隅を作ると、どんどん砂が貯まります。
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Category:宮城県