2018.08.06 Monday

現地の看板の写真です。右側の脇谷閘門の上に見えているのがそれです。鴇波洗堰の上流に鴇波水門が作られたのと同様に、脇谷洗堰と閘門の上流にこの水門が造られました。

船が通らない場所は、可動ゲート部はほんの少しで良いので、大きなコンクリートのカーテンウォールで、ほとんど塞がっています。

扉体の色は、脇谷閘門に調和する色が選ばれたそうです。カーテンウォールの面が斜め上を向いているのが面白いですね。
普通は、扉体の真上に機械室があるのですが、ここでは少し奥にずれています。

滑車を使ってワイヤの方向を変えてあります。こうする事で機械室が高く聳える事が無いようにデザインされています。

脇谷洗堰のほうから見た写真です。普通の水門だと機械室がもっと高く目立ってしまいます。

船が通る部分は、扉体が2重になっていて....

こちらも全体の高さを抑える事が出来ています。

機械室が低い位置にあるので、管理橋からのアクセスも楽になったそうです。

機械室のデザインも独特です。

打放し仕上げとハツリ仕上げの切り替え方とか、気になるところですよね(^^;)

両端のエッジの効いた形は....

管理橋の下まで続いています。カーテンウォールの丸みとか、あまり見えないところまで、こだわってますね。

管理庁舎らしきものがあって....

隣にこんな建物があったのですが、何だか分かりませんでした。※写真は2017年に撮影したものです。
参考ホームページ
・北上川・鳴瀬川の改修の歴史(国土交通省)
・きょうどをひらく(宮城県)
・土木コレクション(土木学会)
・北上川分水施設の建設史と遺産的価値に関する研究(土木学会)
・景観デザイン規範事例集
・旧北上川分流施設(国土交通省)
位置:景観デザイン事例地図
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Category:宮城県