景観デザインを目指せ

重山陽一郎の個人ブログ blog.enviro-studio.net
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Valtschielbach bridge(1925) マイヤールの橋2
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マイヤール(Robert Maillart)の橋は、Salginatobel bridgeに代表される箱断面の3ヒンジアーチ橋と、今回の Valtschielbach bridge(ファルツシールバッハ橋:Brücke über den Val Tschiel-Bach)のような補剛桁を薄いアーチスラブで支えるもの、の2種類に大別されます。
 
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Valtschielbach bridgeは、深い谷に架かっています。アーチスパンは43.2m。アーチスラブは、とにかく薄くて23cm〜29cm程度。こんなに薄くて冬期の凍結とかに耐えられるのかと不安になります。

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橋台の部分は樹木に隠れてあまり見えませんが、コンクリートの上に石が貼られているようです。こちらは半円アーチになっています。

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橋の周りの風景も美しいです。

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橋の幅員は3.6m。今では、すぐ隣に新しい橋があって、この橋は自動車は渡れません。

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高欄が石積みの部分までが、上の写真の橋台が石積みになっていたところ。コンクリートの高欄の部分がアーチスパンの部分です。

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橋の中央がわずかに高くなるように縦断勾配があります。

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この穴は雨水排水と意匠を兼ねているもののようです。

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反対から見たところです。高欄の一部に銘板が埋めてありますね。

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「WAGEN 700KG」というのは、7トン車が通れるということでしょうか!? 「300KG PER m2」というのは平米300キロの荷重に耐えられるということなのでしょうね。橋の高欄に耐荷重が書いてあるのが面白いですね。

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橋の高欄の部分は、桁を補剛する役割もあります。高欄の上部が張り出しているのも剛性を高める役割と、桁を細く見せる役割の両方があるのでしょうね。

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橋のたもとには、説明看板もありました。支保工の写真もありますし、マイヤールの顔写真もあります(^^;)

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右がValtschielbach bridge、左が新しい橋です。

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これが隣に架かっている新橋です。マイヤールの橋にそっくりにできていますね。マイヤールの橋はアーチスラブがきれいな円形にできていますが、こちらは折れ線状になっています。構造的にも費用の点でもこのほうが合理的なのだと思いますが、私は円形のほうが美しく感じてしまいます。

位置:

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Valtschielbach Bridge(Stracturae)

Category:スイス
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