2009.04.15 Wednesday
上の写真を撮影した場所は、この橋を眺める場所(視点場)が設けられ、ベンチまで置いてあるのです。
綺麗な橋ですね。
橋への道は、かなり狭いのですが、バスも通っています。レンタカーを使うのが現実的ですが(^^;)
すれ違いは簡単ではありませんが、交通量はほとんど無いので大丈夫。
立派な看板があります。
マイヤールは、この橋と同じような橋を、いくつか設計していますが(後日紹介します)この橋は立地がよいので、というのは、深い谷をまたいでおり、橋の周囲は緑豊かな森林なので、見栄えがしますね。
支保工(建設中の足場)の図面や写真がありました。
トイレもありました(^^;)
見学者が多いのでしょうね。トイレそのものは、日本でも建設現場などでよく目にするタイプのものですが、それを木製の小屋の中にすっぽり入れてあります。こうするだけで、随分まわりの雰囲気を損なわないものですね。
幅員は3.5m、橋長は132mで、アーチスパンは90mです。
これは、親柱と呼んでいいのでしょうか?
銘板が埋め込まれています。耐荷重は350kg/m2
マイヤールが初めて設計した3ヒンジコンクリートアーチ橋は、先日紹介したZuoz Bridgeで、このときは見た目はマッシブな自然石のアーチ橋と似たような形でした。その後、Tavanasa Bridge(タバナサ橋:1906 この橋は残念ながら現存しません)では、箱断面のウェブ部分を大きくくりぬいた、マイヤール独特の形となり、Salginatobel Bridgeへと進化していきます。
コンクリートの板を組み立てたような構造となっていることが分かりますね。
橋の下を見下ろすと、深い谷です。水面からの高さは、約90m。
橋を下から見上げる場所も設けられています。
下から見上げると、こんな感じです。
図面もありました。アーチスラブの厚さは、20〜30cmなんですね。(写真をクリックすると大きな画像を閲覧できます)
この橋は、アメリカ土木学会(American Society of Civil Engineers)のhistoric civil engineering landmarks に選定されています。
位置:
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写真集
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参考文献
Category:スイス