景観デザインを目指せ

重山陽一郎の個人ブログ blog.enviro-studio.net
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Untertorbrücke (1467)
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先日紹介した、Schwandbach BridgeRossgraben Bridge は、スイスの首都であるベルン(Bern)の近くにあります。せっかくなので、ちょっと寄り道して、ベルンの橋を紹介したいと思います。今回は、ベルンで最も古い橋である Untertorbrücke (英訳すると、Lower Gate Bridge、日本語だと、下門橋?)を紹介します。
 

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ベルンの町はアーレ川がグニャリと曲がっている場所に、1191年に創設された町だそうです(日本は鎌倉時代ですね(^^;) )。川は南から北に流れており、町の東の端で川を渡るのが、Untertorbrücke です(2つ橋がありますが、南側の大きな橋は新しい橋で、北側の細い橋がUntertorbrücke)。ちなみに町が創設されたときの町の西端が、有名な時計塔のチェートクロッケ( Zytglogge)ですね。この橋から時計塔まで町のメインストリートが通っています。
ベルンは都市国家としての歴史を持っており、かつては川と城壁で守られた町だったということです。1477年の絵1638年の地図には、町を囲む城壁が描かれています。現在でも中世ヨーロッパの美しい町並みが残っており、1983年に「ベルン旧市街(Old City of Berne)」として、ユネスコの世界遺産に登録されています。

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Untertorbrücke の橋長は52m、スパン長は、13.5m、15.6m、13.9m。写真の左側がベルンの旧市街です。
この橋が最初に架けられたのは1255年で、木橋だったということです。現在の橋が建設され始めたのが1461年で、1467年に渡れるようになるものの高額な工事費と戦争の影響で、工事は中断。その後、何度も何度も改築が繰り返されています。 Wikipedia (英)には、色々な時代の橋の絵が掲載されています。1600年頃の絵を見ると橋の両端と、各橋脚にゲート(敵の侵入を防ぐ門)が設けられていますし、1819年頃の絵では、橋脚のゲートは無くなっていますが、端の両端にはゲートが残っています。

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橋の東端にある、このタワーは、1819年の絵にも描かれています。ここにゲートがあったわけですね。

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橋脚の上は、いまではバルコニーになっていますが、かつてはここにゲートの両側の柱が建っていたわけですね。

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2つある橋脚の東側の方が太いのは、かつて、東の橋脚のゲートの方が頑丈に作られていたからだそうです。上の写真をよく見ると、橋脚の太さが違います。1600年頃の絵でも確認できます。

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歩道が設けられたのは、1979年から81年にかけて、最後に改修されたときだそうです。
長い歴史がありますねぇ。

リンク:
ベルン(Wikipedia(日))
世界遺産「ベルン旧市街」(Wikipedia(日))
Untertorbrücke(Wikipedia(英))
ベルンにある、アーレ川の橋のリスト(Wikipedia(英))
Untertor Bridge(Structurae)

Category:スイス
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