景観デザインを目指せ

重山陽一郎の個人ブログ blog.enviro-studio.net
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Garstatt Bridge (1940) マイヤールの橋8
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マイヤールの3ヒンジRCコンクリートアーチ橋は、1930年の Salginatobel Bridge では、アーチリブがきれいな円弧となっていますが、その後 Felsegg Bridge (1932), Vessy Bridge (1937), とアーチが尖塔アーチのように尖るようになっていきます。これは活荷重が増えたことによってアーチへの曲げモーメントが大きくなった事に対応したためだということです。そして、今回の Garstatt Bridge (Simmebrücke Garstatt:ガールシュタット橋) では、ついにアーチリブは直線になってしまいました。とてもシャープな形をしています。
 
20060811_030 Garstatt Bridge は、Garstattという小さな町のSimme川に架かる、2車線の道路橋です。川を直角に渡るのではなく、45度ぐらいの斜橋です。

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コンクリートのボックス桁(アーチというより2つの桁が「人」形に突き合っている感じに見えますよね)の、ウェブ部分が大きくくり抜かれているのは、マイヤールの3ヒンジアーチ橋の特徴ですね。アーチスパンは32m、アーチ高は2.3mで、スパンライズ比は13.6 と扁平です。アーチスパン長は、Zuoz Bridge (1901) と似たような大きさですが、形は全然違いますね。40年間のマイヤールの技術の進歩でしょうか。

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この橋では、アーチリブ(というかボックス桁の下フランジ)もくり抜かれています。斜橋なので2つの桁を少しずらして架けてあります。

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ボックス桁の中に、なにか積んであります。コンクリートブロックが積んであるように見えるんですが、わざわざ死荷重を増やすとは思えません。何なのでしょうか?

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こちらには砂のようなものが溜まっています。川が増水したときに流れ込んだのかもしれません。

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橋台付近の護岸は自然石積みで、きれいですね。

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橋の周辺はのどかな集落です。

マイヤールの橋の紹介は、ひとまずこれで終わりです。

位置:景観デザイン事例地図(ヨーロッパ編)

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写真集:
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リンク:
Garstatt Bridge(Stracturae)
 この資料では1939年の竣工になっています。

  

Category:スイス
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