景観デザインを目指せ

重山陽一郎の個人ブログ blog.enviro-studio.net
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河内ダム
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河内ダム(河内貯水池堰堤)は、1927年(昭和2年)に竣工した、重力式コンクリートダムです。八幡製鉄所で用いる工業用水を確保するために建設されたものです。南河内橋とともに選奨土木遺産に認定されています。ダムの高さは約44m、堤頂の長さは189m。

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ダムの表面は石積みです。型枠として利用された物でしょうね。

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風格ありますね。

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ダムの中央には取水塔があります。写真の手前の溝は、水位が上昇したときのための余水吐(よすいばき)です。

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余水はダムの左岸側のアーチ橋の下から、下流に落ちていきます。昔の写真で見るとよく分かります(,,)。

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取水塔は円柱を半割したような形です。

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ヨーロッパの城を思わせるデザインですね。設計は官営製鐵所(現、八幡製鐵所)の技師の沼田尚徳です。ダムに関連する建物や橋などの多くに同様の素材やデザインが用いられています。

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取水塔の入り口です。扉やサッシュなどは新しい物に取り替えられているようですが、石のアーチや窓の下の石材などは当時の立派な物が残っています。

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「風雨龍吟」という額が掲げられています。龍吟というのは「竜吟虎嘯」の龍吟で、この額は雨乞いの意味だそうです。ダムらしくて良いですね(^^;)
ちなみに、易経に龍吟雲起乕嘯風生(龍が唸ると雲が起こり、虎が吼えると風が生じる)と書いてあるらしいです。当時の土木技術者は文化的な教養が高かったんですねぇ!

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ダムの上の通路の高欄部分に、台座が立ち上がっていて、なにやら壊れた跡があります。

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昔の写真を見ると、ここにはかつて半球型の照明が付いていたようです。また、昔の写真に写っている門扉がもの凄くかっこいいです。

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ところで、ダムの左岸側に展望台らしき場所があるのですが、桜が生い茂っていてあまりダムが見えません。冬だったのがラッキーでした(^^;) 一番上の写真はここから撮影しました。

位置:

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リンク:
河内貯水池(Wikipedia)
新日本製鐵河内貯水池 1/2、々2/2 (GaZone)
  詳しい説明と、多くの写真があります。
戦前土木絵葉書ライブラリ(土木学会図書館)
  竣工時の写真などがあります
河内貯水池(国土交通省九州地方整備局)
福岡県の土木遺産リスト(社団法人 九州建設弘済会)


  





Category:福岡県
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