景観デザインを目指せ

重山陽一郎の個人ブログ blog.enviro-studio.net
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ヤン・ヴェレム高架橋(1962) レオンハルトの橋(その2)
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ヤン・ヴェレム高架橋(Jan-Wellem-Hochstraße)は、デュッセルドルフの街の中心にある、自動車用の高架橋です。桁下の優美な曲線が見事な橋です。Structuraeによると、設計はArchitectがFriedrich Tamms。Expertiseとして、レオンハルト(Fritz Leonhardt)らの名前が挙げてあります。Friedrich Tammsという人は、ラインクニー橋などでもレオンハルトと共同で設計を行っています。
 
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自動車動線を高架にして、地上レベルで歩行者動線をつなぎ合わせています。

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高架下には路面電車の駅もあり、街の中心の一つになっています。

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高架橋の西側からライン川にかけては旧市街の商店街が広がっています。写真の奥に高架橋が見えます。

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このようなコンクリートの曲面の施工は、大変だと思うのですが、とてもきれいですね。橋脚もスマートだし、橋脚と桁の接続部も、実にすっきり。桁が曲面なので桁厚がわかりにくですが、参考資料をみるとたったの1mしかないです。桁の幅は約10mで、スパンは25m。

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地覆の部分は明るい色。

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地覆の高さは45cm。高欄はワイヤが2本あるだけです。こんなんで良いの?

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地覆のところで、雨水が切れるようになっています。

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この橋は全体がY字型になっていて、途中で道が2つに分かれます。型枠工事が大変だったでしょうねぇ。

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二股の手前部分では、橋脚がY字になり、橋の断面もフタコブになります。この部分の幅員は約14mですが、桁厚は1mのまま。

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高架道路というのは、多くの場合、鬱陶しいものですが、ここは実にすっきり。
ちなみに、この橋の名前の「ヤン・ヴェレム」というのは人の名前で、正式には「Johann Wilhelm von der Pfalz(ヨハン・ヴィルヘルム)」、通称が「Jan Wellem(ヤン・ヴェレム)」という、シュツットガルトの偉人だそうです。市役所前のマルクト広場に銅像があります。
また、橋にも Tausendfüßler という愛称があって、こちらは「ムカデ」という意味。そんな不気味な!と感じてしまうんですが、現地ではムカデという生き物の印象が日本とは違うのでしょうか?
なお、資料によっては「Jan-Wellem-Platz高架橋」と紹介されていることもあります。

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地上の道路と合流するところも、何の変哲もない感じですが、すっきりしていますねぇ。日本の高架道路の出入り口は、なんでああなのでしょう(^^;)

リンク:
Tausendfüßler (Düsseldorf) Wikipedia(独)
Jan Wellem Elevated Road Structurae

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Category:ドイツ
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