2010.08.23 Monday
3つ叉の交差点の所に2つの歩道橋が連続して架けられています。写真の左側の橋が、Pragsattel Pedestrian Bridge I、 右側に樹木に隠れて見づらい橋が、Pragsattel Pedestrian Bridge IIです。
一つ上の写真は、この写真の展望台(ライプフリード庭園にある)から撮影したものです。
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2つの橋が庭園と住宅地を結んでいます。この橋の構造は、いわゆる「ランガー」で良いのでしょうか? シュライヒの作品集を読むと、吊り橋の形を上下逆にして、引張材のワイヤを圧縮材の鋼管に換えた...というような説明があります。
鋼管同士の接続部分は、鋳鉄製のジョイント金具です。鋼管同士をつなぎ合わせる時には、フランジをボルトで留めることが多いんですが、それだと格好悪いことが多いですよね。
アーチ端部で鋼管とコンクリートが繋がる部分も鋳鉄製のジョイントです。
コンクリート床板は、橋台に載っている感じで、エキスパンションジョイントが見えます。アーチの水平反力は地盤に支えられており、床板に引張がかかって釣り合っているわけではないようです。
床板と束材のジョイントも鋳鉄
桁下の構造は、面白いんですが、橋を渡るときにはそんなことは全く気づきません(^^;) ここでも橋詰め広場にシンボルツリーが植栽されています。
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Structurae
Category:ドイツ