景観デザインを目指せ

重山陽一郎の個人ブログ blog.enviro-studio.net
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現存する日本で2番目に古い鉄橋、弾正橋
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先日、日本の現存最古の鉄橋「心斎橋」を紹介しましたが、こちらは2番目に古い橋、弾正橋(だんじょうばし)です。橋長15.76mのトラス橋(正確にはボウストリング(ウィップル形)トラス橋)です。1878年(明治11年)の竣工、設計は松本荘一郎、工部省赤羽分局により製作、架橋されています。国の重要文化財に指定されています。
 
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弾正橋は、もとは京橋区の楓川に架設されたもので、東京では初めて(日本では現存しないものも含めて11番目)の鉄橋です。当時の絵が残っています(左は端に弾正橋が見えます)。当時の幅員は、Wikipadiaによれば5間(約9m)だったそうですが....

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現在の幅員は、わずか2m。
1923年(大正12年)の関東大震災後の震災復興計画によって廃橋となり、1929年(昭和4年)に現地に移設されています。

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東京都江東区の富岡八幡宮の側にあるので、現在は「八幡橋」と呼ばれています。

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かつては親柱の上に照明か何かがあったようです。

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八幡神社側からみると、細い路地のむこうの階段の先に架かっています。

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神社の反対側は住宅街です。見づらいですが写真の左側に弾正橋が見えます。

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かつては「八幡堀り」に架かっていたのだそうですが、現在は堀が埋め立てられて陸橋になっています。

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上弦材は5つの部材でできています。

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このアーチリブはアイアンブリッジと同様に鋳鉄製だそうです。鋳鉄は溶接が難しいと聞いていますが、溶接されていますね。

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一方、下弦材は錬鉄です。

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橋の両端で上弦材、下弦材が繋がっていて、タイドアーチみたいになっています。

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弓と弦の接続部のディテール

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床板は上弦材から吊り下げらています。

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ボルトで吊り材が固定されています。

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斜材の接合は、面白いディテールですねぇ

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横桁の端部には菊の御紋

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下弦材は1本ではなくて、横桁の部分で輪になって繋いであります。

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地覆のディテールも面白いです。

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床板は鋼製ですが、昭和40年頃に鋼床版に改造されたそうで、その前がなんだったのかはわかりませんでした。

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解説の看板がいろいろあります。

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ふむふむ....

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アメリカ土木学会の看板もありました。

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移設され、幅員も変わっているものの、大切に保存されています。

写真集:
スクリーンショット(2011-03-16 21.09.01)

位置:
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Category:東京都
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