景観デザインを目指せ

重山陽一郎の個人ブログ blog.enviro-studio.net
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クレスゲ教会(Kresge Chapel)の光の彫刻がスゴイ
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こんなに美しい光の使い方は、初めて見たと思いました。マサチューセッツ工科大学(MIT)の中にあるクレスゲ教会(Kresge Chapel : MIT Chapel)の祭壇に、天窓から光が落ちています。教会の設計はエーロ・サーリネン(Eero Saarinen)で1955年の設立です。
 
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クレスゲ教会は、MITのキャンパスの中にあります。外観はシンプルなレンガの円柱です。直径は約15m、高さは約9mです。

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ラフなレンガの質感が見事ですね。設計者のエーロ・サーリネンという人は、有名なセントルイスのゲートウェイ・アーチの設計者でもあります。作品ごとに作風が全く変わることで有名だったんだそうです。私は、どこでもいつでも似たようなものしかデザインしない人より、見てそれとすぐ分かるような単純な「作風」は持たない人の方が信用できるがします。

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並木を抜けてアプローチ。

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木製の扉を開けて入ります。

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通路の床にステンドグラスの光が落ちて、これもすごく奇麗。

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床は菱形の大理石。

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そしてここが教会の中。アメリカの建築史家Leland M. Rothがこの空間を「神聖な静寂」という言葉で表現したそうですが、ほんとにぴったりの言葉です。ここにいると、この世に存在しないものとの会話が成り立つような気がします。神様とか死者とか....

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この光の彫刻は、Harry Bertoiaのデザイン。近くで見ると金属片がワイヤで吊られているだけで、けっこう単純なんですが、これに天窓からの光が当たると、神秘的に見事です。

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レンガの壁は、うねうねと曲がっています。

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この壁は、下から照明されているんですが、この光は....

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建物の周囲にある池に太陽光が反射して、内部を照らしています。

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いすは、Yチェアみたいな感じ。

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立派なパイプオルガンもありました。

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いつまでも眺めていたくなるような、立ち去り難い美しさでした。なお、Wikipediaによるとこの教会は特定の宗教に関係ない(a non-denominational chapel)のだそうです。

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この教会のすぐ側には、同じくサーリネンがデザインしたクレスゲ・オーディトリアムがあります。

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コンクリートシェル構造の屋根を、3点で支えています。これも1955年の竣工です。


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Category:アメリカ合衆国
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