景観デザインを目指せ

重山陽一郎の個人ブログ blog.enviro-studio.net
<< マツバギクが咲いています | HOME | 手でちぎって食べるパイナップル >>
コッヘンホーフ通り歩道橋(1990) シュライヒの橋(その11)
20060729_105
久々のシュライヒの橋シリーズ(^^;)
コッヘンホーフ通り歩道橋(Kochenhof Pedestrian Bridge)は、キルスベルクの公園と駐車場を結ぶルートにある、車道を跨いで架かっている橋です。橋長は約42m。
 
20060729_101
吊り材のたくさんあるシュライヒらしい?橋です。荷重を支えるメインケーブルと、変形や振動をおさえる下側のケーブルで引っ張られています。

20060729_106
道路の両側は盛土で高くなっています。文献を読むと、下のケーブルは、当初はもっと低い位置に計画されていたそうですが、工事中にトラックがこのケーブルに気付いて急ブレーキをかける(もちろんクリアランスは確保されていたんですが直前までケーブルに気付かないのでビックリするらしい)ことがあり、追突の危険もあったため、下ケーブルの位置を高く変更したんだそうです。

20060729_131
もうケーブルを張り終えていたので、下ケーブルの面を、橋床板のエッジを中心に回転させることによって、下ケーブルの位置を変えたそうです。スゴイ

20060729_104
桁下から見ても、すごくきれい。2.5mピッチで黒っぽい横桁が床板を支えています。横桁の上に鉄のデッキプレートがかけてあって、その上にコンクリートが打ってあります。

20060729_102 - バージョン 2
橋床板の厚さは、わずか13cm。橋床板のエッジの鋼製アングルに高欄が直接溶接されています。シンプルでいいなぁ。高欄が曲がっちゃった時の交換とか、考えないのかなぁ(^^)

20060729_128
みごとなディテール

20060729_109
マストは橋の片方だけです。高さは10.5m。

20060729_113
鋼管を3本、組み合わせてあります。3本を接合する板のカーブとか、細かいところまでデザインされています。

20060729_114
鋼管3本が集まる場所の収まりとか、大変だと思うんですが奇麗

20060729_115
すごい

20060729_110
マストはわずかに外側に傾いていて、倒れないように2つのマストの天端がケーブルで繋いであります。このマスト、とてもきれいだと思うんですが、シュライヒは、このようなマストはあまりお気に入りでないらしいです(^^;)

20060729_122
マストの傾きにしたがって、ハンガーケーブルが上広がりになっていて、開放的ですね。

20060729_117
橋詰に高木が植栽されていて....

20060729_127
マストがきれいに隠れてしまいます。そのつもりで植栽されているんでしょうね。

20060729_126
橋の上から。バスが出てきているところが、キレスベルクの公園です。

20060729_134
マストの反対側では、橋台にケーブルが定着されています。

20060729_136
かっこいい

20060729_133
内側から見るとこんな感じ

20060729_119
マスト側の高欄端部には、なんだかよくわからない枠があります。

20060729_120
プレートを上から差し込むための枠のように見えるので、イベント時に看板が入るんでしょうか?

20060729_112
例によって、橋詰まできれいにデザインされています。こちらは駐車場側。

20060729_140
キルスベルクの公園に降りて行く階段もきれい(^^)

位置:
より大きな地図で 景観デザイン事例地図(ヨーロッパ編) を表示


  
Category:ドイツ
SEARCH
FEED
FEATURE ARTICLE
CATEGORIES
CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>
LINKS
ARCHIVES