景観デザインを目指せ

重山陽一郎の個人ブログ blog.enviro-studio.net
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勝山の船着き場
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岡山県真庭市勝山勝山城の城下町として栄えたところです。旭川に面して整備された護岸がとても綺麗....
 
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旭川は、岡山県内を南北に流れており、かつては舟運が盛んでした。川沿いには、家屋から川に降りる階段がたくさん残っています。
ここから下流へ60km余りで岡山です。勝山は高瀬舟の上流側の起終点で、下りは鉄、木炭などを、上りは塩、砂糖などを積んで往復1週間の行程だったそうです。

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護岸は伝統的な巻石です。法肩が丸いので、柔らかい感じですよね。船が着くところは階段状の雁木になっています。

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ポスターなどには、この部分の写真が良く使われています。護岸に草が茂ってしまって、船着き場らしくないですね(^^;)
画面左下の柳の木は、ポスターには写っていないので、流れて来て、ここで根付いたのでしょうけど、この木のすぐ左側に石垣の角が見えています。ここが風景のポイントなんですが....

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柳の陰に、こんな立派な石垣の隅が隠れているんです(^^)

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建物の基礎&堤防になっている石垣が、石の大きさや汚れ具合がまちまちで、適度に分節化されて、良いスケール感です。川の護岸って、土木工事でやると延々と同じものが続いて、うんざりしがちですが、ここはとても綺麗なところです。
建物も立派で、川の向こう側に歴史的街並みが残っています。

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上流の方には、立派な水制が2つあります。(追記)写真の右端の建物、岡野屋旅館といいます。

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橋詰めから川に下りる階段があって....

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近寄ってみると、すごい立派

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川沿いを歩いてみると、石の階段や木製の階段など、いろいろあります。

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階段は、原則として下流側に向かって下りますが....

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まれに上流側に下る場合も、あります。ここでは上流側に下った後、折り返して下流側に下っています。

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河川に直角に降りてくるパターンも、けっこうあります。隅石は、石の形が違っても積み方は共通ですね。

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排水用の塩ビ管が練り石積みで包んであります。ほぼ全てそうなっています。塩ビ管が洪水で流されないように補強したのか、それとも美観のため?
美観のためなら、横引きの塩ビ管も何とかしそうなものだし....

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こういう構造を見ると、水の勢いは、たいしたことは無いのかもしれません。しかしこれ、洪水の時はどうなるんでしょう(^^;)?

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川沿いに家庭菜園があったりするんです。

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この町に鉄道が通ったのは、1925年(大正14年)で、現在のJR姫新線中国勝山駅が開業しています。それ以来、舟運は衰退していったそうですが、これだけの規模で、古い護岸が残っているのは、とても珍しいと思います。

位置:

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Category:岡山県
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